久留里線

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9月15日に乗ってきました。 にょ~ぼ は出社日だったので、1人旅です。

移動には「休日おでかけパス」を使いました。 三鷹から久留里線の終着駅である上総亀山駅まで2210円かかりますので、単純に往復するだけでもかなりお得です(休日おでかけパスは2600円)。

久留里線の始発駅、木更津駅までは「新宿さざなみ号」を使いました。 新宿駅での新宿さざなみ号は中央快速線上りホームからの発車になるので、中央快速線で新宿に向かう人は、ホーム間の移動無しで利用する事が出来て、更に便利です。 ただ弁当等の食事は快速線ホームでは売っていないので、購入するのであれば南口階段を上る必要があります。

発車時間10分位前に特急電車が入線します。 暫くは通勤で見慣れた車窓風景。 「いつもの車窓も特急電車から見ると違って... 」なんて書くところかもしれませんが、自分の目には全く違わない見慣れた風景がずるずると後ろに流れていきます。 

比較的こまめに停車しながら、特急電車は内房方面へ進みます。 養老渓谷の案内看板が見えると五井駅。 クリーム/赤のツートン ディーゼルカーが4両編成で止まっていました。

五井駅から15分程で木更津駅に到着。 久留里線は到着ホームの向かい側になります。 乗り換えた車内は「鉄」な人多数(オマエもだ)。 乗車率的には50%位のまったり状態でした。 定時に木更津駅を出たディーゼル カーは、車内のまったりさをそのまま引き継いだかの様に、のんびりと上総亀山駅を目指します。

停車する各駅では全駅下車とかやっているのかもしれない「鉄」な人の乗り降りが結構ありますが、それでも次第に少なくなって、ディーゼル カーに線路脇の雑木がパシパシ当たる区間が増えてくると、上総亀山駅に着きます。 ここまで来た人もほとんど「鉄」な人(オマエもだ)。 一時的にホーム上が人で賑わいます。

上総亀山駅では列車が2時間に1本しか無く、折り返しも15分程度なので、折り返し乗車しなければ2時間後になってしまうわけですが、せっかく来たのだから近隣の亀山湖を散策してみる事にしました。 上総亀山駅への車中で雨が降り出して「雨の散策は嫌だなぁ」と思っていたんですが、上総亀山駅到着時には雨は取りあえず止んで歩くには不都合無しな空模様。 賑わっている駅を後にして道なりに進むと程なくして亀山湖へ出ます。

亀山湖はダム湖なんですが、いきなりそのダム部分に着きます。 そこから反時計回りの湖畔周回コースを辿ってみます。 コースは各所に案内看板があるので、マップ無しでも歩けると思います。 湖上にはボートがたくさん出ており、みなさん釣り糸を垂れています。 釣り場として有名なのかな?

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微妙な天気の下、気持ち良い位に誰も歩いていない(車もたまに通る位)湖畔の車道を歩きます。 紅葉のビューポイントとか書かれていた小月橋(確かにここは紅葉時には良いかも)まで行って戻ってきた辺りでまた雨が降り始めました。 しかも段々激しくなってきます。 たまたま木々が生い茂っていて風下なところがあったので、そこで暫し雨宿り。 雨が小降りになった辺りで歩き始めて、湖を一周し、上総亀山駅に戻ります。 駅では「この人、行きの列車内で見た事あるな... 」と思う人が何人かいました(オマエもだ)。

次の上総亀山駅からの列車はクリーム/赤塗装に塗られたキハ30が連結されていました。 行きに乗ったディーゼルカーは冷房付きでエンジン音もそれほどではなかったんですが、こちらは非冷房で発車時に車体が共振する程の振動と盛大なエンジン音。 非冷房なんで、こんなのに乗るのは「鉄」しかいないと思っていたんですが、それ以外と思われる人も座っていました。 冷房が苦手(実は自分もそう)な人にとっては逆に良い車両なのかもしれません。 ついでにこの車両、先の冷房付き車両よりも床下機器の出っ張りが大きいらしく、先の雑木が当たる辺りでは床下機器にも当たっている音がしていました。

昭和なディーゼルカーに揺られて、久留里駅で下車。 ここで昼食と取る事にします。 しかし、駅前から見渡すに、めぼしい店も無く... 失敗か... と思いつつ、ちょっと先に見えた車道まで歩こうとしたところ、右手にタイ料理屋さん「たいこくどう」が。 おぉ!美味しそうな予感! という事で入ってみることに。
予想は的中で、かなり美味しい昼食に。 しかし、この雰囲気は郊外の店とは思えないな... と思っていたんですが、帰って調べるに以前は西荻窪に店があったみたいですね。 それなら納得の雰囲気。

予想外の美味しい昼食を頂き、昼食中はざぁざぁ降りだった雨も上がってきて、良い感じで馬来田に向かいます。 馬来田駅で降りて(ここのトイレはローカル線とは思えない程、キレイ)、向かうは「いっせんぼく」です。

駅前の道を左手に進んで、一つ目の神社のある角を右折。 道なりに進むと右手に橋が見えてきます。 その橋を渡った左岸沿いの小道を進みます。 この小道はコスモスロードと名付けられていて、10月7日の「こすもすフェスティバル」に向けて花が咲き始めていました。

IMG_1854.JPGここら辺まで来ると人工物が一切目に入らなくなってきて、どこの山奥に来てしまったのかと錯覚する位、自然豊かなところになります。

暫く武田川の岸辺を歩き、車道が川から離れそうになるところに立て看板がありますが、その指示通りに歩くと夏場の人が来ない時期は雑草が生い茂って藪こぎ状態になるので、人が少ない時には多少遠回りになりますが、車道をそのまま歩いて左折した方が良いです。 当日も、そんな感じでした。 桜並木付近までは手入れが行き届いていますが、それ以降は手が余り入っていないので、雑草伸び放題、当日は雨上がりだったので、靴びしょ濡れ状態でした。

いっせんぼく に近づくにつれて山道の様相を呈してきて(途中 木道になるところもありますが)、もうちょっと山歩きに適した靴にすれば良かったとか、雨上がりのすんだ空気で日差しが突き刺さるほど痛いとか、踏み込んだ足音で草場から野鳩が飛び出してきてビックリとか(向こうもビックリだろうけど)、かなりヘロヘロ状態に。 そのヘロヘロ状態の中、なんか子供の声が聞こえて来ました。 不思議に感じつつ歩くとその子供たちの声がしているところが いっせんぼく でした。 おじさんに連れられた子供たちが遊んでいました。 

おじさん曰く、夏休み時期とか人が集まる時期もあるそうです。

その いっせんぼく ですが、東京の湧き水どころでもかなり湧水量が多いところと同じ位の湧水量で、おじさんは昔はここら辺は掘り抜き井戸でどこでも水が出てきたんだよ。 最近は減ってしまったけど。 と話してくれました。

いっせんぼく までは軽く1時間かかりました。 列車は1時間毎にありますが、帰りの特急に間に合わせるためには馬来田滞在は2時間になります。 あと1時間しかありません。 列車の時間に遅れない様に全速力で駅に戻ります。 帰りは40分程で駅に到着。 グチャグチャになった靴の簡易手入れをして、脱水状態だった体にコカコーラを注入...

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まだオリンピックは終わってないらしいです...

午後4時半前に木更津駅に戻りました。 帰りも 新宿さざなみ号を利用するので、若干時間がありましたので、なんかヤバい状態の東口駅前ビル巡りなどをして時間をつぶしました。

新宿駅からは素直に帰らずに京王線を使ったんですが、京王線連絡口では休日お出かけパスは「不足分の精算をして下さい」(だっけな)とか表示が出て通れませんでした。
京王線に乗った訳は、この後で...