- パソコン - 200LX
HP 200LX


hp200lx


とうとうやってしまった... (01/12/1999)

いつもの通り(!?)に、会社の作業着のポケットからLXを落としてしまいました。 毎度のことなので、気にもしなかったんですが...

電源を入れて使っていると妙なことが... 一部のキーが入力できない。
いろいろやってみると、どうもキーボードと基板の接点の辺りが浮いているらしく、 そこを押さえるとちゃんと入力できます。

家に帰って、早速ばらしてみると... げ、折れてる。

接点のところがずれない様に基板側を貫通する形でキーボード側からピンが2本立っている のですが、その内の1本が根本からポッキリ折れてます。

さて、どうしたものか... と、思案し、取りあえず前回の修理でも使った瞬間接着剤を 使ってピンを接着。 硬化を確実にするために一夜置きました。
下の画像が分解して接着した後の画像です。 赤丸の部分が折れたところ。
下が新聞紙なのはご愛敬という事で。



次の朝、はやる心(!?)を押さえつつ接着が出来ていることを確認して、基板をはめて... 接着したピンが折れた。

やはりダメそうなので、作戦変更。 押さえて基板方向を合わせてやれば良いはずなので、 消しゴムを薄く切ってピンの当たる辺りに置き、接点が上手く押さえつけられるように します。 基板の傾きは、ネジでの止まるボスと基板の間に紙を入れて調節。

実は、消しゴムを入れると折れたピンの近くにあるシールドケースとの接点に なっているところが接触しなくなってしまうのですが、まぁ、他にも接触点はあるし (細かいことを言うとそういう問題ではないんだろうけど)、全然無くなるわけでは ないから良いかという事にしました。(良い子はマネをしてはいけません)

ケースのネジを締めて電源を入れる... キーを押してみる... 良いようです。 成功です。 やれやれ。

しかし、この作業を出社前の朝にやっている僕っていったい...

修理出来たとはいえ、いつまたキーが効かなくなるか判らないし、落として片方しかない ピンが折れたら、万事休すです。 以前、スペアを買っておこうか悩みましたが、これを 機会に一台新しいのを購入することにしました。

新しいのを入手したので、壊れたのをどうやって補修したのか、大した事は無いですけど お見せしておきます。



手前に紙がはさんであって、基板上にある白い板みたいのが消しゴムです。
紙や消しゴムがへたってきたら取り替えないとまたキーが効かなくなりそうです。

買ってきた新しいLXは1日ほどで保証の効かない状態(=自分で倍速化)に なりました。

環境を移して(Cドライブに以前のLXのファイル内容をコピーするだけだけど) 使ってみるに、以下の点が今まで使っていたLXと違います。
  • 液晶がくっきりはっきりしている。
    従来のが5年くらい使っているから液晶が劣化しているのかもしれませんけど。

  • 倍速化した後、ドライバを組み込まなくても表示がちゃんとしている。
    僕の持っているのも、にょ〜ぼが持っているのも倍速化した後はリセットから 起動した時にドライバを組み込むまで左側の表示が崩れていたんですけど、 新しいのは全く普通に表示してます。
    最初、倍速化に失敗したのかと思ってしまいましたが、よく考えたら 失敗したら起動しないんですよね。

  • ふた(!?)の開閉が非常にスムーズ
    僕のより新しい にょ〜ぼのLXでも開閉がスムーズになっていたので、 比較的古い僕のLXだから... なんでしょう。 これが原因で根本の部分が 折れたりするトラブルが起きたんだろうし。

  • 表面がザラザラしている
    5年くらいほとんど毎日使っていれば、すり減るんですね。 ゴム足も良く見ると減ってました。

さて、今回のは何年もつかな? 今度のが壊れた時にLXは入手可能なんで しょうかねぇ。


200LXの次は(16/11/1999)

200LX ついに生産中止になってしまいましたね。 後継機種もHPからは期待出来ない みたいですし。 しかし、ちゃんと(!?)動きはあります。

「MorphyOneへの道」

です。

オープンソースは、最近のはやり(!?)ですが、オープンハードというのは、 初めて聞きました。 自分たちが理想とするハードウェアを自分たちで作り、それを 広く公開するというモノです。 詳細は上記WEBページをご覧ください。

個人的には、非常に興味がありますが、極めて難しい事に挑戦しているなぁ... と思います。

一般的な会社組織の中で商品の開発を行なっていても性能/品質/製造/ アフターサービスなどで、かなり苦労したり、会社組織だからこそ 切り抜けられる組織の力(社会的な信用とかも含めて)というのも製造業に 従事している人として、ひしひしと感じています。

ですから、そのような一般的な会社組織でないところでの「設計/製造/販売」には 幾つもの「厳しさ」を感じ得ないのです。

が、 この様な動きが日本から生まれて、成功したとしたら(製造出来て販売できたら) 素晴らしい事ですよね。 僕の憂いが思い過ごしである事を期待します。

「憂い」は当たってしまった様で。 やっぱり難しかったらしい...


はがれた(05/10/1999)

ちゃんとくっついたかに思えたんですが、半月ではがれました。
といっても、対処の仕方が他には思いつかなかったので、他の瞬間接着剤を 使って再度接着しました。 今度は、どのくらいもつかなぁ...

買う方も迷ってます。 まだ在庫が結構あるみたいなんで、そんなに 慌てる必要もないかなぁ... なんて思ってますが、こういうのは突然 無くなるので、油断できませんよね。


割れた(16/09/1999)

会社で打ち合わせに出るべく、いつもの通りLXを持って、ロビーに 行ってLXを開... あ゛れ? なんか変... あ、割れてる。

開け閉めするディスプレイの部分の付け根の部分がぱっくり割れてます。 もう、打ち合わせどころではありません。(をぃをぃ)

家に帰って早速修理... といっても家には瞬間接着剤か、2液エポキシ 接着剤しかないので、今回(!?)は瞬間接着剤を採用。 早速付けてみます。

はみ出たところをティッシュで素早く拭いて... あ゛溶けちゃいやんの。 (ちょっと涙)
まぁ、そんなに目立つような感じでもないので、そのまましばらく置いて、 試しに開閉... 付いてない。

再度、瞬間接着剤で接着。 今度は、接着面にちゃんと届くように少し押し込むような 感じで付ける。 また素早くティッシュで拭く。 また少し溶ける...

今度はちゃんと付いたようで、取りあえずは大丈夫みたいです。
以下が接着した後の画像です。



現用のLXがキズモノ(!?)になってしまった今、やはり、 もう一台LXを買っておいた方が良いかなぁ... と思ってしまっている 今日この頃です。


微力ながら(12/07/1999)

噂では聞いていたんですが、やはり(!?)動いてました。
@nifty の HPPC フォーラム(FHPPC)です。 当然といえば、当然な 行動で、このフォーラムに集まる人たちがいなければ、今の200LXユーザー は無かったとも言えると思いますし、たくさんの人(僕も)が、 このフォーラムを訪れて助かっていると思います。 (その前の世田谷廃人サロン(FMODEM)も含まれますね。)

お世話になっているお礼といっては余りにも小さいですけど、 こうして掲げておきます。

この運動の中心人物である YAFOさんのWEBページ を一度ご覧になってください。

でも、凄いと思いませんか? いままで星の数ほどのパソコンが発売され、 当然の事ながら生産終了(中止)になっていますが、これ程の反響があって その反対運動まで起きるだなんて。
それだけ、みんなの手となり足となって使われているからこそ、 無くなってしまう事に危機感を感じているんだと思います。
これが、他のノートパソコン(PDA)だったら...
「新しい方が機能も上だし使いやすいし... 」
となるんですけど、新しいモノが全て良いモノでは無いんですよね。 それを示しているのが200LX(95LXも100LXも)だと思ってます。

ヒューレットパッカードが何らかの動きを見せてくれる事を期待しています。


生産中止決定... (09/07/1999)

「いつかは無くなるんだろうなぁ。」なんて、思っていたんですけど、 現実に来てしまいました。99年11月1日をもって生産終了です。
あぁ、21世紀までは続かなかったのね。

HPとしては、代わりに Windows CE機を勧めているらしいんですけど、 単3電池2本で1ヶ月くらいは余裕で使える様なのは無いですよねぇ... しかもでかいんですよねぇ。 みんな。  そんなに多機能なのは要らないんで、 Windows CE だとオーバースペックなんですよねぇ。

取りあえず、にょ〜ぼも200LXを持っていてあんまり使ってないから、 今使っている自分のが壊れたら予備機がある状態なんですけど、さすがに 一生使える事は無いようです。

以前は、200LXでパソコン通信からなにから全てをまかなっていた ので、DOSが動く事に非常な利点があったのですが、ThinkPad235 を 持ち歩いているんで、最近はそんな事もしなくなったので、電話帳+ スケジュール帳+メモ帳機能があれば事足りる様になってしまったのですが、 それなら、尚更、Windows CE では、ちょっと...

まぁ、それでもちっちゃいパソコンは好きなので Windows CE にも興味は 出始めてはいるんですけど、壊れるまでは200LXかな。


200LXって壊れるのね

とある日、会社でLXを上着に入れようと思ったら、そのまま床に落下。 まぁ、そんな事は何回もやっているので、
「あで、落としちゃった。」
と思いながら、拾う。いつもの通り、赤外線ポートのプラスティックが 外れているのを直し、フラッシュカードが飛び出しているので、入れ直し 電池蓋が外れているので、はめ直し...

「蓋のツメが折れてるぅ〜」

爪の部分が折れてます。





左が折れちゃった方、右が正常な状態です。
幸いツメの部分は落ちていたので、そこを瞬間接着剤で接着。

「ダメだ。」

付きません。それでは、エポキシ接着剤。

「ダメだ。」

はめると折れます。(当たり前だ)

こうなると新品の購入しかありません。とりあえずは、頼みの綱、 秋葉原は若松通商へ。

「次に何時入るか判らないんですよねぇ。」

だめかぁ... やはり、ヒューレットパッカードへ直接電話するしか ないかなぁ... と思うが、サポートの電話って繋がり難いんだよねぇ... と、思いつつ電話。あっけなく繋がる。

200LXの件と告げると。

「それは、ここではありませんので、担当の部署へまわします。」

との返答。しばしの保留音の後にその担当さんが出る。 200LXの電池蓋が欲しいと告げると。

「それは、サービスの方ですね。」

とのご返事。 「なんだかなぁ... 」とは思うが、対応している側は的確に 指示をしてくれているので、不快な感じはしませんでしたけどね。
サービスに電話をしてその旨を告げると、

「FAXにて注文して下さい。」

すぐさま注文。2日後に無事到着。ご丁寧に送付状まで。 これが、その時の送付状。




ありがたいことになんと無料! ヒューレットパッカードさん 太っ腹!(よいしょぉ!)
で、新しく来た電池蓋をみると... なんか違う。




注意文の所が赤地に白文字だったのが、黄色地に黒文字になってます。 まぁ、どうでも良いことですけど。

やっぱり2年つかっているだけあって、古い方は表面のざらざらが 消えかかってますね。気が付かなかった。
ということで、無事電池蓋の交換が出来ました。思ったより手間が かからなくて良かった。


注意!

ここで、無料である事を書きましたが、だからといってやたらとヒューレット パッカードへ電池蓋等を注文するような事は、くれぐれも謹んで下さい。
(ストレートに書けば 「絶対に」 しないでください。)

そのような行為が発覚すると、せっかくのヒューレットパッカードの好意を 無にするどころか、本当に必要としている人に多大な迷惑がかかります。

ユーザーのみなさんの力でここまでメジャーになった200LXです。 ユーザーの行為によってヒューレットパッカードとの関係が悪くなる ような事はしないよう、よろしくお願いいたします。


お気に入りソフトの紹介

ハード的には一般的(!?)な倍速しかしてませんので、 使っているソフトウェアの紹介をしましょう。


内蔵ソフトウェア APPT(アポイントメント)

いわゆるスケジュール帳ですね。 これが結構使いやすく、開始終了時間は元より開始時間より 任意の時間前に任意のアラームを鳴らすことが出来ます。
会議とかがあっても5分前にアラームを鳴らしておけば 遅刻することはありません。
また定期的に有るイベント(週一会議、誕生日など)も 一括して登録しておくことが可能です。
欠点といえば、日にちのまたがるイベントに対応できない (その日と次の日に分けて入力する)事ぐらいでしょうか。


内蔵ソフトウェア PHONE(フォーン ブック)

いわゆる電話帳です。 この電話帳の優れている点は自分のお好みで 自由にカスタマイズ出来るということです。
僕は以下のような表示をしています。


フォーンブック

... 判りませんね。 順に説明していきましょう。
一番上が名前とフリガナです。 フリガナでソートをかけることにより、 アイウエオ順に並べることが出来ます。
その下が郵便番号とカテゴリーです。 カテゴリーは、大学の友人、通信関係とかで分類し、 SUBSETで分類別に表示できるようにしてます。
郵便番号とカテゴリーの下が住所です。
その下にある6つの入力欄が電話関係です。 自宅電話、携帯電話、PHS、ポケベル、FAX、その他を 設けています。
その他には、その人の実家の電話番号とか携帯電話を 複数所有している場合に入れるところになってます。
その下がNIFTY SERVEのIDとハンドルです。
その下がインターネット メールアドレスで、 会社とプライベート用に2つ設けてます。
この様に自由に配置することが可能です。 また、この画面は1画面で収まるようにしていますが、 2ページ目以降を作成することも可能です。


内蔵ソフトウェア HP CALC(電卓)

ヒューレットパッカードといえば電卓ですね (判る人には判る)。 PRN入力も出来るれっきとしたHP電卓です。 あまりにも多機能で僕には使いこなせません。


内蔵ソフトウェア NOTE TAKER(健忘帳?)

タイトルの付けられるメモ帳です。 会議の議事録とか、 ちょっとしたメモに使っています。


ログビューワ NIFP

やなさん作の有名なログビューワーです。 通常の互換機用のがそのまま動きます。 ちょっと重いですが、使い慣れているので 他に変える気がしません。


Vzエディタ

c.mosさん作、ビレッジセンター発売の超有名エディタ。 「お気に入りのソフトを1つ上げよ。」と問われれば必ずこれを あげるでしょう。Windows時代になった今でもご愛用です。
互換機用のモノがモノクロ指定でそのまま動きます。


駅すぱぁ〜と

こういうポケットサイズのパソコンにこそ最適なソフトの 一つ、有名なヴァル研究所のポケット版です。
ちょっと動作が重いですが、出先とかで重宝します。


NEXT TRAIN

H.TOYOさん作の時刻表ソフトです。 NIFTY SERVEのFHPPCで入手することが出来ます。
データは自分で時刻表を見て入力しなければなりませんが、 現在時間から次の電車までの時間が一目で判り、 また目的地までのだいたいの時間も表示することが可能です。
僕は、 東急世田谷線 下高井戸駅、松陰神社前駅 下高井戸方面
京王線 下高井戸駅、つつじヶ丘駅、京王八王子駅
JR八高線、八王子駅、北八王子駅 八王子方面
を作成して使ってます。


割り勘君

自作ソフトです。 詳しくは、 ここにありますので、 そちらを参考にして下さい。


Vtl

自作ファイル管理ソフトです。 少ないメモリでも起動できて、一通りのファイルに関する処理は 行えるようになってます。
元々は98用に作っていてNIFTY SERVE上でも 公開していたんですが、今は色々あって(バグぢゃないぞぉ) 公開してません。 その98用を互換機でも動くようにしたのを使っています。
画面は以下のような感じです。


Vtl

ちょっと判りにくいかな? 左にツリー表示、右にカレントディレクトリのファイル表示を するようになってます。 画面がシンプルなのは全てテキストで表示しているからで、 グラフィック表示をすることが出来ない未熟さが現れて います。
画像はWindows95のDOS窓で起動しているので カラーで表示されています。

もう使える人はいないと思いますが、 ここで公開しています。


WX3

AIソフトから発売されている(されていた?)FEPです。 他のマシーンに合わせて辞書を共通化するだけの目的で 使っているので必ずしもベストじゃないと思いますが、 僕のように98と互換機、DOSとWindows3.1 (95は無い)の辞書を統一するには良いFEPだと思います。


ENG2JAP

K.Ohataさん作のフリーな英和、和英辞書です。 辞書もフリーで発表されています。 市販の辞書に比べてかゆいところに手の届く単語(!?)が 入っているので仕事で使うにも十分なモノです。
当然、自分で単語を登録して単語を増やすこともできます。 FHPPCで入手出来ます。


 
- パソコン - 200LX