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IBM PalmTop PC110 |
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購入動機 |
HP200LXを購入して出先の通信まで200LXで 行うようになりましたが、やはり、LXでの限界があります。 「Windowsマシーンを持ち運びたい... 」 「カラー表示が欲しい。」 そこに現れたのが PalmTop PC110 です。 コンパクトなボディにカラー表示。CPUは強力ではありませんが 必要にして十分な i486SX-33。メインメモリーも12Mあれば、 Windowsが何とか動きます。 値段がちょっと高かったんですが、ボーナスという後押しを受けて、 気が付いたら、購入してました。 |
購入時のあれこれ |
まともな(まともか?)AT互換機の購入は初めてなので、OSも何も 持ってませんでした。 そこで、YDWモデルを購入して Windowsも 一緒に購入してしまいました。 HDDカードも付いていますが、TYPE3 カードを挿すと他のカードが 使えなくなってしまうので、使う気にはなれませんでした。 |
フラッシュカード |
PC110には、内蔵で4Mのフラッシュが内蔵されており それをCドライブとして起動することが出来ます。 しかし、4Mでは、ほとんど何も入りません。 ちょうどそこにスマートピコフラッシュが発売されました。 その当時最大容量の15Mが出るまでじっと我慢し、店頭に並ぶと 同時に購入しました。 これで20Mの容量を得ることが出来ましたので、DOSなら、結構 遊ぶことが出来ます。しかし、最終目的はWindows3.1を持ち歩くこと それには、ちょっと足りません。 そこへ85Mフラッシュカード発売のアナウンスが。 その当時、実売で20万円もする85Mは、魅力的ではありましたが、 いかんせん高い! 「う〜ん」 と悩んでいる間に初期ロットははけてしまい、しばらく買えない状態が 続きました。買えない状態が続くと購買意欲が高まるもの(!?)で、 その次にお店に並んだときには、思わず購入してしまいました。 |
Windows3.1 で使ってみる |
さて、購入した85Mに Windows3.1 を導入するのは、あっさりと 出来、いよいよ、起動です。 「..........」 いままでHDDのアクセス音と共に立ち上がってくるWindowsをごく普通 に見ていたので、この無音で立ち上がってくるWindowsは、結構 新鮮で した。 取りあえず普段使っているソフトをインストールし、通信をしてみます。 「... 遅い。」 巡回している会議室のログをフラッシュカードに落とす(フラッシュは 書き込みが遅い)ためか、異様に遅い。 感覚的には、2400bpsよりはマシかな?というくらい。 「使いモノにならない... 」 結構ショックでした。目論んでいたことが音を立てて崩れていく... しょうがないのでDOSの通信ソフトでアクセスすることにして、 (DOSならRAMディスクを作って、一旦そこへログを落として おくことが可能だから、それなりのスピードで巡回してくれる) ログ読みと返事を Windows で行うという変則的な方法を取ることに しました。 |
Windows95 で使ってみる |
時代は、いつしか Windows3.1 から Windows95 へと移り、 僕の普段の環境も Windows95 へ移行していきました。 Windows3.1 でもちょっと重めのPC110に Windows95 はちょっと 重いか... 試しにインストールした Windows95 は愛情を持って接しても、 実用には耐えられない遅さでした。 それに、システムがばかでかくなってしまったので、85Mでも、 フリーな部分が10M程しか残りません。 これでは、動作速度よりもパソコンとして使いモノになりません。 ここで、あるツールを思い出しました。 「ダブルスペース3」 これを使うともっとフリーな部分が増えるはずです。さっそく 試してみました。 結果は、見かけ上40M程のフリーなスペースが出来ました。成功です。 しかし、この40Mというのは、あくまでも「みかけ」であって、 本当にそうなったわけではありません。 ちょっと無理っぽかったですな。 |
DOSで快適(!?) (24/Sep/1998) |
しばらく昼寝状態だったんですけど、たまには触りたくなります。 で、デジカメの母艦代わりに使えるようにしてみました。 デジカメの母艦として必要なのは、 ファイルのコピー先、 JPEG画像ファイルの表示、 でOKです。 ファイルのコピー先は85Mのフラッシュを使うことにして、 問題は、JPEGの画像表示です。 WINDOWSでは、それなりにある画像ビューワーもDOSでは、 あまりありません。それでも、 ベクター で探し当てたのがMJLです。 シェアウェアですが、ライト版はフリーとして公開していますし、 画像を見る分には、ライト版で十分です。 で、母艦として持ち歩くんですから、リブレットの代わりに通信も 出来ないと困ります。 最近ではインターネット接続もするようになりましたから、それも ちゃんと出来るようにしたいものです。 フリーソフトでも、色々ありますがお手軽にIBMのWEB BOYを 購入してみました。 設定も簡単で、あっけなくインターネット接続が出来るようになります。 便利。 これらのツールを内蔵の4Mでまかなうのは当然無理で、15Mの スマートピコフラッシュが活躍しました。 |
クロックアップ (16/Sep/1999) |
今さら... という感じではありますが、やってみました。 手法としてはインターネット上とか本に載ってますので、探してみて ください。 それで判らない様な方は素直に諦めるか、業者に頼んだ方が 賢明でしょう。 PLL IC のHIGH/LOW を変えるだけなので、基本的には Libretto の時と 同じです。 回りにたて込んだモノが無い分、110の方がやりやすいかも しれません。 PLL IC のちょうど上に拡張メモリモジュールが被さってくるので、 絶縁だけはしっかりやっておいた方が後々良いかもしれません。 僕は、絶縁テープを貼っています。 ハンダ作業は慣れてますので、滞り無く終わりベースクロック 40MHz で 動いてます。 体感的にはあんまり変わらないかな。 なんとなく画像(JPEG)の展開が速くなった様な気がするくらいですね。 |
WEB BOY version4 (07/Mar/2000) |
今さら... という感じではありますが、無くなってしまわないうちに GET しておきました。 その前の version3 のユーザーでもあって(あんまり使ってないけど)、 機能的には、一つを除いて不満が無かったのでこれまで 買わなかったんですけど、そろそろ無くなりそうな気配なので、 アップグレード版を買いました。 その唯一の不満とは「インターレースjpegの未対応」で、僕のページの jpegは、全てインターレースjpeg なので WEB BOY ver3 では画像が 見られなかったのです。 まぁ、「自分のWEBページなんて出先から見ないから良いじゃん。」と 言われてしまえばその通りなんですけど。 さて、アップグレードはごく簡単に終わり、マイナーアップデートを されているので、2回の差分を当てると最新の B バージョンになります。 起動してみると version3 とは見た目上は変わらないので ちょっとつまらない感じ。 jpeg が表示出来るようになったのは良いとして、もう1つ、メール受信の ポート設定と apop のへの対応があると非常に都合が良いのですが、 どうも対応していないようです。 残念。 この先のバージョンアップで対応... しないだろうなぁ... やっぱり。 |
お遊び復活 (04/Feb/2003) |
またもや、暫くタンスの肥やしになっていた PC110 ですが、
手元に暇そうな Micro Drive 340M が見えた(!?)ので、お遊びでまた
Windows95 を入れてみることにしました。 このパソコンって、なんかたまに触りたくなるですよねぇ。 今回は 340M なので容量的な心配はありません。 それに加えて、 フラッシュカードも 192M のが暇をもて遊んでいるので、ついでにそれも 挿すことによって合計 532M という結構立派な容量が得られます。 Windows95 のインストールを行うと、途中でコピー出来なかった旨の メッセージが出てインストールが中断してしまいます。 他の WEB サイトを見ると、皆さんすんなりインストール出来ている様で、 参考になりそうな事がありません。 別に遊びでインストールするので、ここで断念しても良かったんですけど 遊びなので、あえてここは頑張ってみることにします。 取りあえず内蔵のフラッシュドライブが悪さをしているのかもしれないので 内蔵ドライブを見えないようにしてインストールを開始... やっぱりダメ。 しょうがないので、FDISK で一旦領域開放してもう一回領域確保して FORMATするという、ごく普通な事をやって(でも Micro Drive 相手に やるのはどうも変な感じ)再度インストール... 今度は上手くいった みたいです。 んで、インストール終了後、サブのストレージになる CF を差し込みます。 起動... しない... WEB で検索するに内蔵フラッシュを見えない様に すると、CF も見えなくなってしまうらしいです。 知らなかった。 内蔵フラッシュを見えるように設定し直します。 今度は Windows が 起動しない。 SYS とか試しましたが、全然ダメなんで... 再インストールする事に決定。 (はぁ... ) 再々インストールして、やっとベース(!?)が完成。 次に行ったのが、 無線LAN カードの認識。 これも、Windows95 だという事をすっかり 忘れて 95 に対応していないドライバーを入れてしまい、中途半端に 認識するのにずっと悩みつづける事、2時間... 無線LAN カードが認識出来たら、お次は Internet Explorer の アップデート。 標準ではバージョン3が入っているんですけど、このバージョン3では、 なんとマイクロソフトのページすらちゃんと見る事が出来ません。 これは結構大変な事で、IE をアップデートしようにもそれすら ままならないのは、なんだかなぁ... セットアップだけ、他のパソコンで落として、取りあえず(Windows95 にとって)最新の5.5をインストールする事に。 しかし、ダウンロード途中で何故か止まってしまい、正常にダウンロードを 終了する事が出来ません。 うむ... 5.5は断念して、5.0を インストールする事にします。 こちらはすんなりインストール完了。 すんなりといっても、 インストールに1時間以上かかってましたけど... Micro Drive は、16bit アクセスのままで、32bit化の方法も参考にした WEB ページにありましたが、そこには 「!マークのあるハードディスクコントローラを削除するとインストールが 出来ない。」 とあります。 さくっと、消しちゃったよ。 だめもとでハードウェアウィザードで復活させてから Micro Drive の ドライバをインストールして再起動... ハング。 やっぱりダメらしい。 これのために OS の再インストールもしたくないので、 16bit のままにしています。 次に気になったのが、起動時にたまにブルー画面が出て止まってしまう事。 なかなか理由が見つけられなかったんですが、 どうもパワー・マネージメント辺りが悪さをしているらしい... というか、 パワー・マネージメントの設定を 1.0 にして、電源のポーリングを させない様にすると、症状が出なくなります。 これに付随して、シャットダウン時に「しばらくお待ち下さい」で 止まってしまうのも、100%ではありませんが、だいぶ解消されました。 上記の様な紆余曲折を経て、かなり環境的には整ってきてそれなりに 使える様になってきました。 仕事で、ちょっと使いたかったので、会社のネットワークに繋げるために LAN カードを認識させたんですが、認識はされているんですけど、 使っているとカードがハングして通信出来なくなってしまいます。 これの原因は上記の 16bit アクセスが遠縁になっていました。 Micro Drive コントローラに!が付いたままだと気持ち悪かったので、 さくっと削除してしまったのが問題で、割り当てられている はずの INT15 が、コントローラを削除してしまったために見かけ上 割り振られていない事になってしまい、その割り込みをカードが 自動認識で使ってしまったのが原因らしく、割り込みを移動させたら 止まる事は無くなりました。 |
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