6月1日に浄水場の見学をしてきました。
市報で浄水場の施設公開がある事を知りました。 普段入れないところですから、これはいってみるしかありません。 という事で、先ずは市役所の近くにある第一浄水場へ。
浄水場近くに水道部の建物があったので、そこかな~と思い行くと、何人かの人が。 聞いてみると浄水場の入口が閉まっていて入れないみたい。 何処から入るんだ? と暫く走り回ってみると、先に聞いた人が歩いている。 どうもその閉まっている入口を開けて入るらしい。 なんとも素っ気ない公開です。
入口を入って研修室の様なところで武蔵野市の水道に関してのお話を職員の人から聞きます。 武蔵野市は都内では少ない市で水道を管理している自治体で、主力は地下水、足りない分を東京都の水道を買っています。 自分の住んでいるところは第一浄水場からの水を飲んでいる事を確認した後は場内を巡る見学ツアーです。 最初は研修部屋の隣にある監視室から。制御系は地元(!?)の横河電機でした。 井戸水の取水量は昼夜を問わず一定なので、水の使用量に合わせて都からの水の量を制御しているとの事です。 視聴率の高いTV番組とかがあると、CMになって使用量が増えるのが判るとも説明員の方はおっしゃってました。 水の供給は自動で制御する部分と人が手動で制御する部分とがある様です。
この後は、排水ポンプや、非常用電源を見学。 実際に使っている井戸も見ましょうという事で来たのがなんと、敷地内にあるボックス。 それが井戸でした。 なんとも素っ気ない感じでしたが、良く見るとセキュリティ設備があり、きちんと管理されている事が判ります。 その後は、配水池、消毒設備、井戸水の除鉄・除マンガン装置(ここを通った後の「蔵出し」井戸水の試飲も出来ました。)と一通りの設備を見学。 お土産に井戸水100%のペットボトルとペットボトルホルダーを頂きました。
第一浄水場を見学後は、境浄水場の近くにある第二浄水場へ。 ちなみに、境浄水場は武蔵野市内にありますが、武蔵野市はその浄化された水道水は使っていません。
第二浄水場は、門に「見学の方は... 」と案内があったので、比較的スムーズに敷地内に入れました。 丁度僕らしか居なかったので、二人で説明員の方の説明を受けます。 構成は第一浄水場と変わりありませんが、井戸から取水した水の集積場は第二浄水場の方が判りやすい位置から見る事が出来ます(第一浄水場はマンホールから覗く感じ、第二はそれが目の前で見られる)。 浄水場としても第一の方が大きいらしいですが、設備は第二が集約されていて管理しやすそうでした。
ただ、監視装置は違います。

第二浄水場が出来た当時からあるらしい制御装置です。 真ん中にある図示が良い感じに懐かしい。 説明員の方は第一の様に電子化された図示よりもこの方が見やすいとおっしゃってました。 確かにそうかも。 第二も装置を第一の様に近代化しないのかと聞いたら「予算次第... 」。 でも、予算化されても完全に代わるまでは10年くらいかかるそうで(装置を止めるわけにはいかないので、順次更新するため)、なんとも気の長い話です。
あまり期待しては無かったわりには内容的に濃い「大人の社会科見学」を楽しむ事が出来ました。