以前からSkyPerfcTVにあるSTAR digioの番組をSE-U55GXを使ってmp3化し、通勤時に聞いていたんですが、引っ越してちょっと問題が。 それまではSE-U55GXと録音に使うパソコンの距離がそれ程遠くなかったので常時直接USB接続していたんですが、引っ越したら家具の配置上それらが微妙に遠くなってしまいました。
それに加え、引っ越してなるべく部屋をスッキリさせたいという事で床にケーブル類が這わない様にしたい事もあって、SE-U55GXから部屋を横断してパソコンに接続、しかもスッキリ理由で録音する時のみ接続、使わない時には外して目立たない様に収納... というのが面倒で、引っ越してからは録音しなくなりました。
が、やはり、録音はしたい。 SE-U55GXの所にもネットワークが来ているので、ネットワーク経由で接続出来ればスッキリ状態で録音出来るのにな... と思い続けて見つけました。
センチュリーのネットワークHub名人(CNUH4P)というヤツです。 ただ、使用例に今回の様なサウンドデバイスは入っておらず、ホントに使えるかどうか判りません。 色々調べると、他にも似た様な製品がありましたが、isochronous転送に対応していないとか明らかに使えなさそうな感じの製品もありました。 ネットワークHub名人に関してはその様な但し書きは無く、出来そうな感じでもあります... 人柱モードONですな。
早速購入して、テストしてみます。 接続は何も考えることなく出来ます。 ユーティリティ(USB Server)のインストールも問題無く出来て、一回再起動の後に(説明書にもありますが、再起動しないと上手く動かない様です)、ユーティリティの起動... を! ちゃんとSE-U55GXを認識している。 接続... を! ちゃんとUSBデバイスとして認識する。 試しに録音... 出来ている!! すげ~
てなわけで、ネットワーク経由でSTAR digioの録音が出来る様になりました。
便利にはなったんですが、ここでもう一つ欲が出ます。 STAR digioの僕が良く録音するチャンネルは4時間で構成されているので4時間分録音します。 今までは4時間分のタイマーをセットして、4時間経ったら録音中止、ちょっと経ってからパソコンをスタンバイにするという風にしていましたが、24時間動作していて処理速度もそれなりなサーバーパソコンがありますので、これを使わない手はありません。
早速、サーバーにもユーティリティや、録音アプリケーションをインストールしてセットアップ。 接続出来るのは判っているのでサクサクッと準備完了... ではありませんでした。 パソコンのプロパティで録音デバイスをSE-U55GXに設定しないといけないわけなんですが、その録音デバイスが出来てきません。 てか、デバイスが空欄。 なんじゃこりゃ? 初めて見る症状です。 確かにサーバーとして使っていたので、サウンド系は全く気にしていなかったんですが... 不具合? 色々調べて悩んで、google先生に聞きまくると原因判明し、あっさり解決。
原因はサーバーにリモートで接続した時のオプションでサーバーのサウンドを操作しているパソコンで再生するオプションでした。 このオプション設定だと、それ専用のサウンドドライバが設定されるため、ローカルで再生するためのデバイスが全て選択出来なくなってしまいます。 オプションでローカルのパソコンで再生するオプションにしてリモート接続する様にしたところ、サウンドデバイスにSE-U55GXが選択出来る様になりました。
これで録音も簡単~ と幸せ一杯気分で録音を済ませて、ここでまたちょっと困り事。
録音アプリケーション(CarryOn Music)では、ライン録音が完了すると自動で無音部分を解析して曲毎に分離してくれます。 非常に便利な機能なんですが、小さい音が続くと(例えばフェードアウトとか)その部分だけで1曲として分離してしまう事があり、その部分を前か後の曲に接続する必要があります。 その為には切られてしまった部分を再生して確認する必要があるんですが、サーバーにはスピーカーなんて繋いでないので音は出ない... と、ちょっと悩んだんですが、「録音出来るんだったら再生出来るはず」という事でSE-U55GXを再生デバイスに設定して再生すると、ちゃんとオーディオから再生音が。 これで問題解決。
ちなみに、録音アプリケーションの再生は正常に出来たんですが、Windowsのサウンドはまともに再生出来ませんでした。 ちょっと不思議。
なにはともあれ、快適録音環境になりました。