4月7日に行ってきました。
ももクロのバレンタイン イベント後に知り合いと飲んでいる時に話の流れで、こんな事を聴きました。
「イングウェイが来日するんでライブ行きます。」
イングウェイかぁ... ももクロの 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」にEmperor Styleとしてオリジナルのマーティに代わって、ももクロちゃんの歌が邪魔な程にギターを弾きまくった人です。 聞きに行ってみたい。
自宅に帰って調べるに、ハードロック/メタル系のギタリストが5人のライブにイングウェイが参加するのが判りました。 こちら系(!?)はあまり良く知らないので、イングウェイ以外は知りませんでしたが、こういう機会を逃すと生で見るのは先ず無さそう。
気になったのが東京公演が6, 7日と、ももクロライブの前日だったこと。 その時既に初日8日のライブに行くことは決まっていたんですが、全てスタンディングというのがキツい... 結局、7日だけ行く事にして、ももクロ ライブも9日は行かないことにしました。(チケットも取れなかったし)
あと、もう1つ気になっていたのは、スタンディング ライブは基本的にアイドル系しか行ったことがないので、場の雰囲気が判りません。 過激なのか、普通なのか... それによって、こちらの武装(!?)も異なります。 これに関しては、整理番号もあまり良くないことから、取りあえず後方の端に居れば何かあっても安全かなという結論に。
ライブの場所はZEPP TOKYO。 ZEPPは何故か何時もDiverCityだったので、初めて行くところです。 トヨタのショールームを突き抜けて行きます。 トヨタショールームと大観覧車に挟まれる様にある会場は規模に比べて待ちスペースが少なく、凄いことになっています。 ゆっくり目の開演30分前に着いたのに未だ自分の番号まで呼び出しが来ておらず、少々待って、入場。 会場中盤の壁側が空いていたので、そこに陣取りました。 会場の雰囲気はJeff Beckよりも全然若く、ももクロ系よりは年齢層高めで、平日開催なこともあって、スーツ姿の方も結構居ました。 あと、スタンディング慣れしてないと思われる人の姿も結構見受けられました。 自分の周りは特にそうだったのかもしれませんが、開演後も皆さん静かに見ていて、アイドル系でいう「地蔵」状態。 あんまり激しいのはイヤですが、もうちょっと盛り上げてやろうよと思ったり。
で、ライブ方ですが、先ずは、トーシン・アバシ。 今回のメンバーの中では異色と言って良い位若い(他のメンバが50歳代なのに対し30歳代)。 見た感じ、かなり落ち着いたジャズ ギタリスト的な雰囲気も持っていたのですが、弾き始めるとその落差におののく位にハードでスラップとかもあってかなり技巧的。 かなりお気に入りで、帰ってCDをポチッとしてしまいました。 見せる系ではないので、やっぱり控えめなトーシンは、5人揃って、4人中央に集まっても1人気後れするかの様にその輪に入らなかったりしていますが、よく考えてみるに、本人にとって他の4人共に本人がギターを始めた時には既に有名であった人ばかりなので、「恐れ多い」という感じなのかもしれません。
お次は、ヌーノ・ベッテンコート、ザック・ワイルドと続きます。 ヌーノ、なんか良い人感が溢れてます。 ヌーノ「さん」と言いたくなる良い人感。 演奏は当然ハードで、エレアコ(?)での演奏はギターが壊れるんじゃないかと思う位に、ハード。 ザックは同い年とは思えない程に超パワフル。 ただ、お二人共、個人的にはCDを買う程のインパクトはありませんでした。
そして、主催者のスティーヴ・ヴァイ。 魅せるギターでした。 顔で弾いているのかと思う位、顔の表情が目まぐるしく変わります。 ギターも「歌う」という表現がピッタリなほどの表現力。 凄いです。 自分的には何となく Jeff Beck的な「匂い」も感じましたが、表現力のベクトルが同じ様な方向なのかも。 この人のアルバムもDLで購入しました。
最後にイングウェイ・マルムスティーン。 もう、別格です。 「圧」で周り全てを制圧していきます。 トリが主催者であるヴァイではなく、この方なのは、当然なのかもしれません。 凄すぎる。 名古屋公演、大阪公演、東京公演の1日目となにかと「お怒り」な様でしたが、この日は終始和やかなイングウェイでした。
最後に5人揃ってHighway Star。 イングウェイの他人ソロには興味無しで直ぐに引っ込んでしまう「皇帝」ぶりに感心しつつ、終了。 2時間程と思っていたライブは3時間に及ぶ濃密なライブでした。
壁側を陣取ったおかげで、ダメージ最小限で次の日へ進みます...