6月11日に観に行ってきました。
以下は、相当なネタバレを含みます。
「作画崩壊」で有名(!?)な15話を映画化。 知った当初は「え゛?」っていう感じですが、本編が他の回とは独立した物語なことと、観に行く前日に買ってあったDVDで見直すに話の流れを飛ばしていると思えるところもあって、これなら映画になるなと思いながら当日を迎えます。
で、いきなり感想。 全体的な感想として、声優さんがオリジナル時から相当変わっていますが(ほぼアムロとカイのみ)、それを感じさせない自然さで好感度が上がります。 声に違和感があるとそれが気になってしょうがないので。
では詳細に。
- ブライトさんのお悩み描写
未だこのころは冴えわたる艦長のブライトさんではない、ブライトさんが描かれます。 そりゃそうだわなという納得感と、でも譲れないところは譲らないというそれ以降の敏腕なブライトさんの片鱗が出ていていい感じでした。 - ザクvsGM
個人的にはGM好きなんですけど、やられメカなのが悲しく、本編でも好き放題やられまくっています。 まぁしょうがないところではあるんですけど、一点非道すぎるなぁと思ったのが頭部をライフルで狙撃されて撃ち抜かれただけで全身爆破なシーン。 いや、頭部だけ壊れましょうよ...
でも、いろんな武装のGMに更にスレッガーさん専用GMまで見られて満足でした。 - ガンダムの隠し場所
オリジナルでは滝の裏でした。 が、あんな小さな島にあんなにでかい滝はありえない...と思ったらチャンと修正されていました。 これなら納得な感じですね。 - ククルス・ドアン
普通の軍隊隊員なら思うであろう「こいつが白い悪魔のパイロット?」というのがセリフ/シーンとして出てきています。 そうですよねぇ。 普通。 あと、ドアンが/島がなぜ戦闘に巻き込まれているのかも追加されています。 なるほどなぁという感じ。
個人的にはTV版の「この子らの親は自分が殺した」とアムロにいうシーンとかはアムロに強烈なメッセージを叩きつけたと思うんですけど、映画では無くなっていました。 - マ・クベ
嫌らしいねちっこい感じ(個人的感想です)が良く出ています。 「パリは...」とかは彼でないと深みが出ない一言ですね。 - スレッガー・ロウ
最低な登場シーンですが、この人でないと勝手に出撃とか出来ないので、居ないといけない人物になっています。 ただ、それ以降は可愛そうな位にザコ扱いされていますが。 こういう人を動かせる人って他にリュウ・ホセイくらいかなと思いますが、彼だとそういう規律を破るようなことを進んでやらない感じなので、適任だったんですね。 - アムロ・レイ
TV版を見ての軽い疑問が「ククルス・ドアンの何を見て最後の行動に移ったのか」というところ。
見る前まではここが掘り下げられると思ったんですけど、そういうわけでもありませんでした。
確かに僕ら目線ではククルス・ドアンの戦歴とかを見て「これだったら...」と思うんですけど、アムロ自身がそれを知ることもなく、進んでいるように見えました。 - ガンダムの活躍
鹵獲されたガンダムが動き出して対するザクを爆発させずに1撃で仕留めるシーン。 TV版1話のシーンを彷彿とさせるシーンで、ここはこうしないと大変なこと(マルコスが吹き飛んでしまう)になってしまいますので、いい感じに入れ込まれた感じです。
最後のドアン危機一髪の時に登場するのは出来過ぎ感がありますけど、やっぱりカッコいいですな。
以前見た説明動画で「アムロは実は接近戦での勝ちが多い」とかいうのをやっていたり、ランバ・ラルがライフルを捨ててサーベルを持つのを「度胸が良い」とか言っていた(確か...)りする程なので、今回の戦闘も順当にサーベルでの決着というのも納得です。
他にもあったと思うんだけどなぁ...とにかく、観ていて楽しい2時間でした。 もう1回以上は観に行きたいかな。