観てきました。
ももクロちゃんの明治座公演のときに登録した明治座メールで「松平健芸能生活50周年記念公演」とあり、
「暴れん坊将軍とマツケンサンバが観られるならお得(!?)じゃん」
と嫁も誘ったところ「嫌いじゃないからOK」という前向きだか後ろ向きだかわかんない回答を頂いたので、抽選に応募。当選したので、行ってきました。
発券するとなんと2列目。しかも真ん中辺り。 将軍御膳も予約して準備万端です。 食事の予約のときに戸惑ったんですが、お芝居と歌の2部構成なので休憩は1回だと思っていたら、2回あるみたいで、よく判らず1回目で予約。
後日、タイムテーブルが発表されて、1時間お芝居×2と歌という感じでそれで2回になっているのが判りました。 自分達は午前の部だったので、1回目の休憩が丁度12時位で良い感じでした。
もう一つ判らないことがあって、ももクロのときは特別の弁当1種類で、入口で弁当を貰って適当な空いている席で食事で席を探すのが面倒だったんですけど、今回は通常メニューと特別メニューなのでどうなのかなぁと思っていたら、座る席のところに予約者名が貼ってある予約席で、係の人が案内してくれるようになっていました。
さて、本編の方ですが、正直、自分は 暴れん坊将軍 をそれほど観ていたわけではないですが、そういう予備知識が無くても十分に楽しめる お芝居になっていました。 時代劇というよりは現代劇風というか時代劇風というか、随所に現代的な要素や笑いが含まれていて、時代劇が苦手な人も十分に楽しめると思います。
なんといっても、最初に白馬に跨った上様 吉宗がババーンと登場します。 これだけで拍手喝采。 馬もちゃんと足に人が入っていて、馬らしい足さばきを演じています。 細かいところにも手を抜かずに凄い。 ここから曲者との殺陣があって拍手喝采。 もうここで元取った感すらあります。
演者が客席通路から出てきたりして、明治座をフルに活用しています。 ちょっと頼りない新米組頭を演じる辰巳ゆうとさん、江戸へ出てきて め組に住まうことになった勝ち気な娘を演じる 伊藤純奈さんが適役でした。
音波みのりさん演じる お佳代の「推し」具合が現代風なんですけど、違和感なく はまっています。 音波みのりさんの立ち振舞が宝塚っぽいなと思って休憩時間に調べたら、ホントに宝塚の女優さんでした。
この お芝居の見どころの一つが松平健さんが女装して登場するところ。 え、こういうのもやってくれるんですか?という感じで、なかなか見られない松平健さんを見ることが出来ます。
目安箱を読む健さん...もとい上様の屈託のないリアクションに笑わせて頂いて休憩です。
将軍御膳。 美味しく頂きました。 休憩時間が30分と短いのでゆっくり楽しめないのが残念なところ。 食事中にお隣の方の吸物椀の蓋が取れずに係の方を呼んでいましたが、その受け答えと対応がスムーズで感動してました。
お芝居後半は上様が悪事の成敗のパートなんですけど、もう殺陣がかっこいい。 舞台が回りながらの殺陣とか鳥肌モノでした。 あと驚いたのが花道を船が進んでいくところ。 後ろから人が押しているわけでもなく櫓を漕ぐている仕草で船が進んでいきます。 凄い...
勧善懲悪モノなので、分かりやすいストーリーではありますが最初から最後まで楽しめるお芝居でした。
歌のパートなんですけど、ほぼ松平健さん出ずっぱりで、出てくるたびに衣装が変わるという凄さ。 全体的に和装が多く、スパンコールの着物があんなに似合う方は世界...宇宙広しといえども 松平健さん以外居ないんじゃないかと思うくらい、似合います。
歌も「マツケン」の歌詞が入った曲が多く、ももクロ/あーりんの持ち歌も「あーりん」多めで凄いなと思っていたんですけど、その上をいく位に「マツケン」「マツケン」してました。
最後はマツケンサンバⅡで〆。 もう、盛り上がるしかないですね。 眼の前でマツケンがマツケンサンバを歌っているお姿を拝見出来たのはホントに幸せでした。
実はそんなに期待してなかった面もあったんですけど、あまりにも楽しかったので終わった直後から嫁に「もう1回観たい」と言ったら「私も行く」。 その日のうちに自分達のスケジュール的に行ける日を選んでチケット購入してしまいました。 こんなの初めて。
後日、2回目の観劇。 席は2階後方でしたが観難いこともなく、舞台を俯瞰出来て全体的な流れがよく判りました。
今回もお弁当注文。 明治座の普通のお弁当を食べたことがなかったので、それを注文。千歳 です。 明治座の食事は、どれも美味しいですね。
2回観ても見飽きないお芝居。 2回目からはアドリブがはっきり判るようになります。 これも楽しい。 そして、歌。 最後にマツケンサンバⅢ、マツケンサンバⅡの怒涛のマツケンサンバで圧されます。 なんでしょうね、この楽しさ、多幸感。 隣では1回目の反省(!?)を活かして嫁が自前のペンラを振り回してました。
4時間以上の公演を、ほぼ毎日2回公演、1回目と2回目の間、1時間半くらいしかないとかホントに松平健さん凄すぎです。 お佳代さんがWキャストで日程的に両方とも 音波さんだったので、北翔海莉さんのも観てみたかったですね。
そういえば、上演中の注意のアナウンス
「以上のことが守られない場合...上様が成敗いたします」
良いですねぇ。