東京から鹿島神宮へは高速バスが圧倒的に便利なんですけど、バスは好まないので出来れば電車で行きたいなと思っていました。 佐原で秋祭りが行われ、それ向けの臨時特急を使うと鹿島線の連絡も良く楽に行けそうだったので、「佐原秋祭り号」で行ってみることにしました。
その週初めに にょ~ぼ が風邪をひいてしまい、体調の関係で行けるかどうか微妙だったので、指定席の購入が直前になってしまった関係で、行きは並び席は取れず、2席バラバラ。 当日に確認すると5両編成中3両が指定席でしたので、もう少し編成の長いのを使っても良いんじゃないかと思う程の盛況ぶりでした。
行きの新宿は下り線ホームからの発車でした。 こういう臨時特急なので入線も早めかと思ったんですが、10分程前の入線で、暫しホームで待ちます。 乗車位置は、この2日間のためにしつらえてありました。 以前に乗った 特急さわら号はガラガラでしたが、今回のは祭りに合わせての列車で、指定席もギリギリ取れた位なので、新宿で7割近くの乗車、その後も秋葉原、錦糸町、船橋、津田沼と細かく止まっていく毎に乗客が増えていきます。 佐倉での長い7分停車で成田エクスプレスに追い抜かれ、成田からは運転停車もあったりして、非常にマッタリと佐原を目指します。 車内では観光大使の方のアナウンスもありましたが、微妙に台本が古いらしく、無くなってしまった「特急あやめ」とか言っていました。
新宿から約2時間で佐原に到着。 駅前には人形山車が来ていて、お囃子の音が聞こえてきます。 そのお囃子を聴きながら、佐原発の鹿島線の電車に乗り換えます。 佐原始発の鹿島線は0番線からの発車で、駅舎に接する1番線の銚子寄りにそのホームがあります。 僕らと々様に乗り換えて鹿島神宮方面へ行く人もチラホラ見かけました。
1~2割程度の乗車で佐原駅を出発。 幾つもの川や沼を渡って約20分で鹿島神宮駅に着きます。 鹿島神宮駅ではSuicaが使えませんので必然的に切符を購入することになりますが、三鷹から山手線内までなら自分の定期券が使えます。 なんか面倒なんですが、結局新宿~佐原間の乗車券を買って、鹿島神宮駅で乗り越し精算すれば良いかという脳内結論に達して、そういう風にしたんですけど、いざ精算してみると「不要」。 後で調べると、新宿~佐原と新宿~鹿嶋神宮は同一運賃でした。
鹿島神宮駅は一段低いところにあるので、神宮に向かうとかなり急な坂を登ることになります。 登り切ったところが参道になりますのでそこで昼食場所を探します。 参道は かなり寂しい感じですが、なまず料理に惹かれて、その料理屋に入ることに。
食事は、お目当ての なまず料理のコースを選びます。 コースは刺身とカルパッチョが選べるので、1ずつ注文。 ちょっと肌寒かった(鹿島線は暖房が入っていた)ので、日本酒を飲みながら料理を待ちます。
先に刺身とカルパッチョが来ました。 よく言われる泥臭さ等は全くなく、ちょっと歯ごたえのある感じ。 カルパッチョは湯引きされていましたが、その方がもっと歯ごたえがありました。 その後に照り煮、天ぷらと なまず尽くしで出て来ます。 なまずは強いクセのある身では無い様で、どの料理も美味しく頂けました。
お腹が満たされたところで鹿島神宮に向かいます。 参道の寂しさに比べるとそれなりに賑わっています。 鹿島神宮は、いきなりクライマックスな感じで大鳥居、楼門を過ぎると直ぐに拝殿があります。 参拝を終えて、森の方へ歩きます。
拝殿の奥の森に入ると直ぐに空気が変わるのが判ります。 山歩きをしている時の匂いがします。 森もかなり深い感じで雰囲気ががらっと変わります。 取りあえず、一番奥になる御手洗池に向かいます。
湧水地だということは事前に調べて知っていたんですが、通常湧水地は 崖下にあるものです。 境内は平地だとばっかり思っていたので、なんか不思議な気がしていたんですけど、行ってみると御手洗池の手前で登るのがイヤになる程の急坂になって下り切ると池に着きます。

来た急坂を登って別の道を歩き、要石に行きます。 要石は柵に囲まれていますが、無ければ気をつけて見ないと見落とす位、「ポチッ」とあるだけです。 画像にしても何を撮ったか忘れそうな位の目立ち無ささでした。
その後 帯占い をして二人で落胆して、1時間に1本しかない電車に合わせるために駅に向かい、佐原へ戻ります。 佐原への電車は、祭りに向かうらしい中高校生が多く乗っていました。 佐原駅を出て会場方面に歩きます。 凄い人ですが、僕らが凄いと思ったのは人では無く
出店の多さ
電車に中高校生が多かったのは祭りよりもこの出店の目当てだった様です。
通常見る神社の出店が1つの通りに並んでいるんですけど、その通りが何本もあります。 出店だらけ。 しかもバラエティに富んでいます。
その出店の中を人形山車が練り歩きます。

幾つかの交差点は「のの字廻し」と呼ばれる山車の回転場所がありました。

会場エリアを歩きに歩いて電池切れになったので、パン屋のイートインで充電。 ここでカフェオレを飲みましたが、砂糖が何故かドトールのオーガニックシュガーでした。 系列店???
帰りの特急は午後6時過ぎで、その時間まで歩く気力も無くなったので、早々に駅に戻ったら既に入線していたので、サクッと乗車。 朝から微妙な空具合だったんですが、電車に乗ったら雨が降り始めました。 良いタイミングで戻って来た様です。
帰りの特急は午後6時過ぎで、その時間まで歩く気力も無くなったので、早々に駅に戻ったら既に入線していたので、サクッと乗車。 朝から微妙な空具合だったんですが、電車に乗ったら雨が降り始めました。 良いタイミングで戻って来た様です。